にゃんにゃん

ラスト・キャバレーのにゃんにゃんのレビュー・感想・評価

ラスト・キャバレー(1988年製作の映画)
4.2
ロマンポルノ最終年の作品。再開発を控えた国分寺のつぶれかけのキャバレー、というモチーフからしてエモい。そんなキャバレーで行われる大学新歓コンパってのがまた青春でキラキラ。女子高生のスクーター2ケツとかまぶしい。娘のひとり暮らしを見守る父、父離れしなきゃと思いつつ父が心配な娘、父娘で一緒に酒酌み交わして、泣くしかないじゃんもう。風祭ゆき、岡本麗、橘雪子、江崎和代、ロマンポルノの名花と呼ばれたお姉様方がホステスOGで閉店記念パーティーに集うのもありがたし。スプリンクラーの雨。誰もいなくなっても寂しくないキャバレー。金子修介好き。泣いた泣いた泣いた。古い何かが終わる感傷のあとに、新しい何かがはじまる、生まれる。ロマンポルノは永久に不滅。
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