ゆかちん

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2のゆかちんのレビュー・感想・評価

3.5
…always…

そりゃ泣くわ!😭


ハリポタマラソンも遂に最後!
ポスターこれでええんか?てくらいハリーの写り方かっこよくないけど笑。

内容は満足でした!
相変わらず色んなことが説明不足でぶっ飛ばしてるから物足りなさが否めないものの笑。

でも、最終らしく、これまでのシリーズに出てきた場所やアイテムが総動員という感じで、ザーッと回収していくのが良かった。
てか、最初から伏線まみれやってんなと改めて。
ゴブリンが働く銀行、組分け帽子、透明マント、トム・リドルの日記、秘密の部屋、グリフィンドールの剣、バジリスク、忍びの地図、必要の部屋…。。
子供の時にきたのを成長してから訪れる感じなのいいね。


ハリーまじお疲れ様!
ようこの宿命を受け入れて最後まで闘い抜いたよな。
マジ勇敢だわ。あと、賢いし、優しいと思う。割りかしルール無視の強引さはあるけれど。
ダニエル・ラドクリフ、この役をやり遂げたのすごいと思うわ。

ハーマイオニーは可愛いだけでなく賢い。でも、やっぱ一番の魅力は、まっすぐな正義感と心の強さかな。精神的に大人だよな〜。

ロン、臆病なときもあって頼りない時もあるけど、割と冷静に物事をみてヒントを出す。あと、さりげに魔法の使い方上手いんだよね。

ハーマイオニーとロン、なんで惹かれあったのか謎なところもあるけどw、良かった。ずっと一緒にいて居心地が良くなったのかな。


★好きなところ
・マクゴナガル先生がホグワーツ内の石像を兵隊として動かしたとこ!「一度、やってみたかったの」とルンルンしながら話してるの、めっかわ。
あと、いざとなれば強い!スネイプ先生をパシッと。爆破しなさい!てネビルにいうとこも良かったし、ヴォルデモートと言いなさい!て言い切るのも良かった。やはり勇敢なんだな。さすがグリフィンドール寮監。厳しいところがあってもフェアで情があって優しく、賢くて強い!というバランスがいいのはマクゴナガル先生なんだな。

・ネビル・ロングボトムの活躍!
必要とする者のところへグリフィンドールの剣は現れるとあった。剣を呼び寄せたのはハリーとネビルだけ?そう考えると、ネビルは真のグリフィンドールなんだな。
ネビルに関しては賢者の石からだいぶ成長してる。でも、賢者の石でも、学年末に「敵に立ち向かうのはとても勇気がいること。だが、仲間に立ち向かうのはもっと勇気がいること」としてダンブルドアに賞賛されたよね。あんなに臆病だったり劣等感を抱いていたりしたネビルが勇敢に敵に立ち向かい、ヴォルデモートを倒す最後の決め手となる役割を担ったことについては、作者を賞賛したい。ネビルのご両親は悲劇だけど、拷問にあっても口を割らなかったという。そういう勇敢さと正義の心は受け継いでるんだな。

・ロンママがベラトリックスをやっつけたところ。彼女に家を燃やされたり、大事な家族に危害を加えられたり…と恨みが募っているので、「大事なものを守り、復讐に燃える母」でカッコ良かった。実はちゃんと強いという。
でも、あんなに強かったベラトリックス、あっけなかったな笑。本とかではもっとやり取りしてるんやろか。なんか勿体ない。

・スラグホーン先生やフリットウィック先生がしっかりホグワーツを守るために闘うところ。あと、ダンブルドア先生の弟、アバーフォースが出てきた!ファンタビ見てたから、ハリーへのあの発言はなるほどってなったwでも、最終決戦ではちゃんと駆けつけて強い魔法使いとして活躍してた。

・ルーナかわゆし。そして、キーとなるヒントを教える。
今回も活躍したルーナ。最後、ネビルの横に座って足をルンルンさせてるの良かった。

・ドラコとドラコ母
ヴォルデモートを倒したのは、ドラコとドラコ母の役割もかなり大きい。
ドラコがハリーを襲うつもりでくるも、いざとなると躊躇する。ハリーの顔認証の時もそう。
ただ臆病なだけなのかもだけど、心根は優しいんだろうなぁと。優しいというか、人や動物を傷つけることは嫌だという。
だから、最後、ハリーがドラコの手を掴んで助けるところは胸熱だった。
19年後のシーン、ハリーと目で挨拶したと思いたい。最終決戦のあと、良い関係を築いてたら良いなと思う。
ドラコ母も、母の愛と度胸で良かった。ヴォルデモートに不信感を抱き、最後はヴォルデモートよりドラコを救ったハリーを助ける。
最後、ルシウスを置いてドラコと2人で歩いていくのが印象的。


★悲しいところ
人が死にすぎる…。。
中でも、ロンの双子のお兄ちゃん、フレッドとジョージのフレッドの死が悲しすぎる。
賢者の石から出てて、おちゃらけつつも思いやりを感じさせる魅力的な2人。物語がだんだん重くなっても彼らだけは変わらず軽やかに場を和ませていた癒しだったのに…。
なんで…涙。。

ルーピンやトンクスも辛すぎる。。
この闘いのあと、穏やかに幸せになってほしかった。あと、ホグワーツの先生としてまた来てほしかった。。

あと、さりげにラベンダーが殺されたのが謎。必要ある?と。
ハーマイオニーが犯人倒したのは良かったけど。気になって調べたら、原作では死んでないという。原作ではハーマイオニーとトレローニー先生の連携で助けたみたいで、絶対そっちのがええやんって。
原作で死んでるなら、死なすのもわからんでもないけど、そうじゃないならわざわざ殺す必要ある?なんでなんやろ。可哀想すぎ。


ただ、死者に対しては、そこで完全に終わりではないというのも伝えたかったんやろか。
学校にゴーストが機嫌良く過ごしてたり、ハリーがヴォルデモートと対決したときに両親でてきたり、ラストも蘇りの石とかもやし。
そして、ネビルの言葉。
死んでしまったら終わりではなく、そばにいるし、心では生きてるんだよと。


★説明不足
人間関係のぶっ飛ばし感もやし、分霊箱の各アイテムについても。
あと、ハリーが持ってた鏡の破片とか説明なかったよね。いつ持ってきたんやろ。
登場人物一瞬ずつな印象すらある。
あと、せっかくドーナル・グリーソン出てるけど少しだけやった笑。
まあでも、もの凄い人数のキャラクターがいるから仕方ないとこあるか。
小説ではきっともっと沢山の会話やアクション、心情や人間関係が描かれてるんやろけど、映画となると削らずを得ないよな〜。
そう考えたら、ようまとめた方か。


★ダンブルドア先生
ドライだよねーw
達観して全てお見通しの優しいおじいちゃんと思ってたけど、ガッツリ策士だった。
てか、ハリーは然るべき時に死ぬしかないと言ったとき、ファンタビのダンブルドア思い出して、「そうや、ダンブルドアはドライやった」てなった。なるほど、合点がいく、と。
情が深いわけではないというか、や、無いわけではないやろけど、大局でものをみて判断し、切り捨てるところは切り捨てるというのか。ドライなんだよな〜。
ダンブルドア先生は間違いとは言えないし、悪人とも思わないけど、なんか薄情だなとは思う笑笑
でも、死ぬしかないとは言うてたものの、ドラコがニワトコの杖を飛ばした時に、賢いというてて、これでハリーに生き残る勝算があるかもとは思ってたかもな〜。
あのハリーが天国?の境目で会ったのもなんとなく。最後までハリーを導く人ではあったのかなと。
大義のための犠牲は仕方ないというか、起きてしまうことについては仕方ないと考えてる感じはするね。


★スネイプ先生
スネイプ先生だけで語れるなw
そりゃ泣くわっっ!!!
彼のこれまでの行動や想いを想像すると、もうもう切なくて悲しくて、こんなに苦しくなるなんて…。。涙が溢れるの止められんかった。

勿論、スネイプ先生は完璧に善人かというと、違うとは思う。
あと、重いと言えば重いw…不器用なんだなぁ。
でも、情があって、本当は優しい。
ちゃんと相手のことを考えてるというか。義理堅くもあるんだろね。

はぁ…決して報われない想い…。。
リリーを愛していたのは間違いないけど、もし彼女が生きてたらここまでにならなかったのかなぁとも。
自分もリリーの死の原因であるというのが彼を苦しめている。
そのため、深く後悔し、贖罪の意識があるというか。
そこがまた「あああ😭」となる。


あと、ハリー父を完璧な善人に描かず、スネイプの天敵のように描いたのも効いてる。
ハリーは、リリーの息子というだけじゃないんやもんな。
ハリーは、天敵ジェームズの息子でもあるんだから。
その天敵ジェームズを思い出して目の敵にしそうになるなら仕方ないよね。先生としてはどうかと思うけど、人としては同情できる。
でも、リリーの眼というのもあるし、ハリー自身にも惹かれていたのかなとも。
なんやかんやで、良くなるよう配慮している。目立たないけど、彼がいたから良かったといえる働きをしていた。

「私を見てくれ」と言い、ハリーを愛おしそうに見つめて「リリーと同じ目だ」て最期の言葉をつぶやく。
悲しいけれど、彼の全てを自らの言葉でなく記憶で伝えるのがスネイプ先生らしいのかもな。。。

スネイプ先生の本当の正体やこれまでの行動の意図が全て明かされた時、彼の「Always(永遠に)」がズウウウンと。
うわああああん!スネイプ先生ええ!!
観た後の数日間、スネイプ先生の切なさに引きずられて過ごしました、、、。

最後、19年後のところ、ハリーたちのその後とかもやけど、一番重要なのは、ハリーが自分の子どもに、スネイプ先生のことを今まで知っていた中で最も勇敢な男の1人だと表現し、彼の息子をアルバス・セブルスと名付けたことを明らかにするところだなぁと。セブルス、、、。

スネイプ先生の想いを理解したハリー。
スネイプ先生、少しでも報われているといいな。。。
てか、ハリーてほんと人の想いとかをしっかり受け取る良い子だな。ダンブルドア先生のあの発言を聞いても、それはそれで正しい判断だと捉えてる感じもするし。

あ、そう言えば、母を良く描いて、父はあんまりな描き方多いね。ルシウスとハリー父。ロンパパは良い父だったけど。
てか、蘇りの石はなんやってんやろw

いやー。

ヴォルデモートお疲れ!笑
レイフ・ファインズの演劇のような化け物ヴィラン演技良かった。
だんだん小物に見えてきたけどw


ほぼ同じキャストで10年続けるの、やっぱすごいことやと思った。
リアルタイムで観てたなら、その人の人生とともにみたいなとこあるもんな。
そういう意味でも意義のある作品だなと。

まあ、一癖二癖あるし、日本人的期待を裏切られることもあるけどw

ハリポタマラソンお疲れ様!
同じ時期に完走した人たちもお疲れ様でした笑笑。

ハリポタを見終えた上で、ファンタビをもう一回見ていこうかな〜。
ゆかちん

ゆかちん