清水宏監督が自宅で世話をしていた戦災孤児たちと起こした蜂の巣プロの傑作。戦後の荒廃した風景の中に孤児たちを溶け込ませ、戦禍の跡の生々しい町、引揚者と浮浪児でごった返す駅舎の、時代を切り取ったオールロ…
>>続きを読む『雨月物語』の溝口健二監督は「清水君は天才です。僕や小津君は努力家にすぎない」と言っている。
また俳優の笠智衆は、「僕は、清水監督の作品が実に好きで、自分が出してもらったのを含め、いいシャシンがいっ…
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河の中洲で河をわたってやってきた襤褸の集団に野球の試合をもうしこまれる。気持ち悪い存在。これこそ分断というやつだ。で実際この少年たちは映画という世界でメシをくっている。メタでリアルにブキミでカタギと…
>>続きを読む20210826-266
1947年頃、下関
下関→岩国→広島→四国→神戸「みかへりの塔」
冒頭「この子たちにお心当たりはありませんか」
戦災孤児と復員兵
引き揚げ臨時電車
1900年・感化院…
物語展開と音楽使いにお涙頂戴が強くてちょっと引いて観ていたけれど、実際の戦争孤児と関わる制作体制を換算すると致し方ない部分もあるのだろか。まぁこうしたぼんやりした違和感は次観たときに全く印象変わった…
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おらひとりならどこへだって行ける
って繰り返されることばにこちらの力も入る、噛み締める
働きゃイモがうめぇ、って単純なことを忘れたくはない
こんな暮らしがあって、こんな力強い生命があって、それが続い…