見終わった後、すごく複雑な心境だった。
それぞれの配役はすごくいい味を出していたし、原作は読んでいないけれど「こういう人いるよね」っていうイメージがすごくできた。
川栄李奈については賛否両論あるようだけど私も全くの同感で、この映画では彼女は毒にも薬にもなっていると思う。
そしてマイナス部分は…
結末を知った上で、嘘で固めた人のことを、それでも愛し続けることが本当にできますか?っていうこと。
結婚詐欺師だっていう可能性も完全には捨てきれていないわけで。
後半、島を巡るわけだけど、これがやたらと長い…
時間配分のバランスが悪いように感じて、前半の急転直下なスピード感がどんどん失速していってしまっている感があった。
良いことと悪いことが交互に出てこないため、同じような話をずっと見せられている感じがあって退屈に感じてしまった。
何よりもガッカリだったのは、これだけ引きずってネタバラシしてもらったけれど、結末(嘘の理由)がなんだかインパクトに欠けるっていうところ。正直「え？そんな理由？」って思ってしまった。
