このレビューはネタバレを含みます
愛した男は存在しない男だった
5年間同棲していた最愛の彼が、ある日クモ膜下出血で倒れ、警察から男の身元は全てが偽造されたものだと告げられるー
主演 長澤まさみ
高橋一生 吉田鋼太郎 DAIGO
高橋一生が一体何者なのか?
いったいなぜ身分を偽装していたのか?
男の素性を探る旅に出るまでの謎ときのような中盤まではワクワクしたけど、ラストに掛けての陳腐な種明かしには興醒め。
川栄里奈要らないかな。
彼女の存在が物語を破綻させていると思う。
なんで出会い系?
その理由は種明かし無しなんだ。
高橋の過去も、ちょっと共感出来ない。
そんな重い過去を持ちながら、普通に長澤と恋仲になり出会い系で川栄に手を出す高橋にむしろ引く。
君さ、娘と妻に対して何の罪悪感もないん?
溺死した娘その手に抱いてたよね?目の前で妻はねられてたよね?
え、どうしたの?行方不明とか言ってなかった?逃げたの?なんで?
てか、普通の人間がよく免許証とか病院のスタッフ証偽造出来たな。
知らないけど簡単なの?そういうの。
探偵の吉田鋼太郎とハッカーのロン毛のDAIGOはかなり良い。
ラスト、高橋そのまま死ねば良かったのにな。
結局真相は分からないままに高橋を亡くした長澤まさみが自分の解釈した高橋の想いを胸にひとりで立ち直っていく物語にしたらまだ良かったと思う。
うん、まぁ、でしょうね。
なラストに何の感慨もない物語に成り果てて終わったよ。
てゆーか、
大事なプレゼンだったのかも知れないけど、絶大な貢献してきた社員のたった一度の遅刻で、なんちゅう厳しい会社なんだ!
世の中は甘くないな。