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ロスト・イン・ザ・サン 偽りの絆のgooooo5のレビュー・感想・評価

3.2
母親をなくした少年ルイスと、ルイスの前に突然現れた謎の男ジョンが、ニューメキシコ州にあるルイスの祖母の家まで車で旅をする過程を描く作品。

ジョンはほぼ無一文のため、旅の途中で強盗をしたり、車を盗んだりと危ない橋を渡るが、ルイスが手助けをすることでかろうじて難を乗り切っていくんですが、この映画の雰囲気がクリントイーストウッド監督のパーフェクトワールドに若干似てます。設定も。
だけど、総合的には遠く及んでいません。
良い雰囲気なんだけど、何か欠けているというかこの映画観るの2日かかりました笑
ロードムービーとして友情物語としてラストシーンもそれなりにグっと来るものがあるので鑑賞後の気分は悪くない。ただ、あまりにも予想通りのオチ、だらだらとストーリーが展開されていくのでもう少しスピーディーに展開されていればもっと良い作品になっていたかも?

ルイス役を演じたジョシュ・ウィキンズがレオナルドディカプリオの若かりし頃によく似ていてふっと、ギルバートグレイプを思い出した自分がいました。

ジョンが強盗ばかりして少しでも彼が更生していくような描き方をしていればより良かったような気がしますが、映画の中盤、ジョンは「俺はやはり生き方を変えられない」といい、銃を取り出し、近くの銀行を襲います。

彼は犯した罪を理解しているにもかかわらず、何故変わろうとしなかったのか?、人が変わるのは根本的に難しいとは思いますが挑戦して欲しかったというのが本音かなぁ。
「犯した過ちは見えるものだ。その人の姿勢や表情でわかる。俺の人生はあやまちばかり。誰のせいでもない、俺の罪だ。」ってジョンは言ってるのに。

複雑な気持ちになった映画だったな。

この映画は「特に面白くもないけども、悪くはない」映画でした。
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