シネフィル母ちゃん

クライム&ダイヤモンドのシネフィル母ちゃんのレビュー・感想・評価

クライム&ダイヤモンド(2001年製作の映画)
4.0
おんもろしかったぁぁああああ!!

脱獄した詐欺師が、ダイヤモンドと殺人を巡る騒動に巻き込まれて、殺し屋に捕まるところから物語はスタート。
そして、殺し屋に自分のこれまでのことを語らせられるんだけど、殺し屋の"毒舌ジム"のキャラが良すぎる。
とにかく映画愛のある殺し屋で、特にクラシック映画への愛が凄まじく、至る所に映画のセリフを挟んでくる。
主人公が、NYの話をしだすと「NYはロケが高くつくから、"とある都市"にして話せ」とまさかのダメ出し。かわいい。

お話は主人公の回想がメインなんだけど、それもなかなか捻りがあって面白い!
詐欺師+殺人+脱獄+殺し屋+警察+マフィア+女
とか、映画が面白くなる要素しかないんだもの。
そりゃ観てて楽しくなるってば。
淡々とスピーディーに起承転結が進むから、ガツンと映画の世界に入り込むことが出来て最高に気持ちよかった。


ってかもう、この作品の主役は殺し屋ジムで良いんじゃないかしら!
愛しいよおおおお!!!
こんなにも映画好きだなんて、殺し屋なのに全然こわくなくなってくる!
ラストシーンなんて殺し屋による某映画のオマージュがあって、その映画が大好きな自分にとってはご褒美すぎた!
ジムーー!!!好きだーーー!!!!
あなたが画面に現れるたびにニヤニヤしてしまったよーーー!!!!


と、いうわけでこの作品は殺し屋が主役といっても過言ではない。


お話がどんどん繋がってきて、オープニングとラストが繋がる仕組みも大好物だった!