亘

暗闇の金庫の亘のレビュー・感想・評価

暗闇の金庫(2011年製作の映画)
3.6
金庫破りのリーアムとマイケルは、ある案件の計画で顔を合わせた。それは、光感知器付き金庫の強盗で暗闇で仕事を遂行しなければならない。念入りな打ち合わせ後、遂行当日ハプニングが起こる。

冒頭から綿密な金庫破り計画中で緊迫感がある。特にリーアムは、この道のベテランといった風貌でとっつきにくいし寡黙。金庫内のセットを用意して実際に動き何度も動きを確認する。この案件の難しさが伺える。

しかし計画当日なかなか連絡が来ない。しょうがないから2人は互いの身の上を話し出す。そこに酒が入りまるで2人は旧知の仲かのように楽しげに語り合う。序盤の緊迫感から打って変わって世代を超えたハートフルな話に変わるのだ。

その後ついに任務遂行の命令が下る。あれほど練習したのに酒が入って手がおぼつかないし歩数も定かではなく緊迫感がない。そしてもうすぐ任務完了かと思ったところで想定外の事件が起こる。
クライム→ハートフル→どんでん返しと14分の中で変わる展開が面白い。

印象に残ったシーン:身の上話をするシーン。暗闇でも話すシーン

余談
原題"Pitch Black Heist"は暗闇強盗の調節(打ち合わせ)という意味です
亘