漂う詩情と純白の中でささやく
何もない
あるのは牡鹿と牝鹿
屹立する無数の幹
白の静寂
二頭がよりそう姿は高貴そのもの
🦌奇跡的な美しさは神々しいほど
とても静かに物語は進みます
スローターハウスの赤
赤の流失
心の不自由と、身体の不自由
自閉症の女と、老いを前にする男
ぎこちない二人に共通するのは長い長い孤独
二人の出会いは魂の共鳴のはじまり
どのシーンも美しさだけでない強さがあり
光と反射をまとって強烈に迫ってきます
細部まで見逃さない精緻な写生
主演の二人の抑えた演技
心の動きに敏感な脚本
ただひとつの笑顔
嗚呼!
牛の屠殺に慄くのは
生死の境が抜け落ちているから…
それでも肉を食べ続けるであろうわたしの心と体の断絶を再発見させられるから…
生きて!
そう叫ぶあなたはきっとこれまで以上に優しくなっているはず
静かな寓話に引き込まれる、高純度の芸術的傑作
⭐️ 曲も素敵でした!
nemo さんのレヴューに助けられて観賞しました
歌うのはLaura Marling さん🤍というらしいです!
⭐️ルーナ似のアレクサンドラさん
どこかハリーポッターに出てくるルーナ・ラブグッド役のイヴァナ・リンチさんに似ていました
⭐️どのシーンも非凡で絵画的
特に鹿のシーンは全て驚異的🦌
⭐️エニェディ監督による名品
生きづらさに寄り添う感動作
⭐️牛は大人しいけれど賢いらしい