神秘的なラブストーリー。
食肉処理場での財務管理職のエンドレと産休の代理で入ってきたばかりのマーリアは同じ夢を見る。
2人ともそれぞれ雄鹿、雌鹿で雪山をただ散策する夢。
それに気付いてから2人は急激に惹かれ合うも年齢的に恋愛を卒業したエンドレと他人と関わる事が不得意のマーリアはゆっくりと慎重に距離を縮める。
とても静かに物語は進むけど食肉処理場というのもあり、血が苦手な人は避けた方がいい。スプラッタ映画と本作を並べるのもおかしな話だけど結構ショッキングな映像有り。
ただ主人公2人の虚無的に見える日常に生きてる証としての血だったりもするので必要なシーン。
冬山のシーンはしんしんと降る雪のせいか孤独感漂う中、2匹の鹿が世界でたった2匹しかいないかのように見えつつも、悠々堂々としていて安心感もある何とも神秘的な画になってる。
