気になって鑑賞。
FILM FACTORY ENTERTAINMENT
【意識飛んでく】
ぶっ飛びすぎている。そういう意味では星5を飛び越えている。
「ありのままの私を受け入れてほしい」「私は私基準で、私は普通な存在なんだ」これを伝えたかったんじゃないかとは思うけど、それがコメディタッチで比較的ライトに描かれている。
BIIDのことは初めて知ったので、関連の著作を調べる必要があるなと思った。
何の思いやりもなく並べると、目がない人、口腔と肛門が逆の人、太ってる人、人魚になりたい人、小さい人。奇形の人が好きな人。そういう人たちが織りなすドラマ。
コメディなんだけど笑えないシーンが多い。笑えないけど、外見って何だろうっていうトピックについて考えさせられるこれ以上の題材はないと思う。
映画でスペイン語でこういう題材といえば、ホドロフスキーが思いつくけど、南米とかスペインはこういうタブーがないのかな?あるいはボーダーレスになっているのか。
それぞれの物語の交差のさせ方としても、映画として流石だったし、終わり方もなんだか優しい映画だな、と感じた。
色々過激すぎる部分があるけど、全然飽きずに見ることもできたし、もっと知ろう!と思った、ということでこの評価。
あと何故か前編通して薄紫。
表象的には違うけど、真相的にはジェンダーの話にも被る内容。