ほとんど追加カットの序盤。関西大会の演奏がナレーション被せ無しのノーカット収録なのは嬉しいかった。
本編は望美先輩と鎧塚先輩の話はバッサリ切られ(こちらは「リズと青い鳥」があるので問題無し)、あすか先輩と久美子の話に絞られている。
アニメの総集編ではなく、ひとつの映画として極めて高い完成度にあった。
ただの“先輩”だったあすか先輩と久美子が、姉妹のような絆を育む様を鮮明に描いていた。
劇場版ではあすか先輩視点から久美子を思うカットが多数追加されていて、より心情が視覚的に表現されている。
タイトルからして明らかだが、今作の主人公は久美子ではなくあすか先輩だった。
全国大会での演奏も(過去大会のカットが多少流用されているとはいえ)ノーカットで収められていて大満足。
アニメ2期を見た翌日に鑑賞しても全く既視感でダレないのは自分でもびっくりした。京アニクオリティがこういうところで効いてくるのか…。