この作品が実話とは…。
泣いたな…。
綺麗な心が起こした奇跡。
アジズの純粋さ。
ミズギンの素直さ。
マヒールの誠実さ。
どれもこれも心に沁みる…。
いろんな想いが伝わってくる。
一番凄いのはやっぱりマヒールなんだろうな…。
こんな熱意のある先生、日本にはもういない気がする…。
まあ、今の日本では先生にそこまで期待することは、逆に可哀想なくらいだと思うし…。
たしかに、アジズに対するような偏見が普通に存在していることは現実としてあるし、なかなか無くならないものなのだろう。
人は皆、普通と違う異質なものを簡単には受け入れられないものだから…。
でも、それを当たり前だと思ってしまったらやっぱりいけないよな…。
みんな必ず何処かが違う。
違うから個として認められる。
違うことは当たり前だと…。
その違いにはいろんなものがある。
違いを認めないことよりも同じを認め合うことの方がより良い関係、より良い社会を創っていくように思う。
トルコの村の風習や生活様式、街並みや景色が見れるのも良かったし、兄弟たちや家族たちが創り出す笑いもとても面白かった…。
綺麗な風景あり、その土地の風習あり、家族の絆あり、笑いあり、涙あり…、そして大きな愛がある…。
なんだか、お店で掘り出し物を見つけた気分。
良作。