ブルーレイ、字幕で視聴。
凄みのあるジャッキー。
ジャッキーがいつものジャッキーじゃなくて、クワンさんだった。
監督のマーティン・キャンベルは、『007 ゴールデンアイ』『マスク・オブ・ゾロ』シリーズ『007 カジノ・ロワイヤル』などを手がけている。
5代目ジェームズ・ボンドでもあるピアース・ブロスナンは、過去と現在、暴力と平和の狭間で翻弄される政治家を表現してくれる。
政治色強め。
出演者の平均年齢高め。
ストーリーはシリアスで人間関係が入りくんでいるんだけど、脚本がしっかりしていて理解しやすい。
アイルランド紛争はすでに終結していて、フィクションなんだけど、紛争時の「空気」が少し伝わる。
ジャッキーが主役なのがきっかけで観た映画なんだけど、ジャッキーファンじゃなくても楽しめると思う。
アクションは、いつもより実戦色強めなんだけど、「バイオレンス過ぎないようにした」と、ジャッキーがインタビューで語っていて、ジャッキーらしさを感じた。
悲しく暗い物語だけど見終わった後にどこか爽やかさを感じるのは、ジャッキーが関わる映画だからなのだろう。
サモ・ハン・キンポーの同じ2017年に公開された「おじいちゃんはデブゴン」が、ちょっと近い方向性だと思ったんだけど、サモ・ハンのはよりバイオレンスだった(こちらの映画も好き)。
予告編でクローズアップされている写真つきの書類が、本編と違うのがちょっと楽しかった。