てるる

怒れる女神たちのてるるのレビュー・感想・評価

怒れる女神たち(2015年製作の映画)
3.8
未だ男尊女卑がはびこり、レイプ大国と言われるインド。

オープニングで世の男どもに物申す女性達の紹介がカッコ良い。
それでもしばらく誰が誰だか混乱したけど。

そのうちの1人が結婚することになり、集まってひたすら楽しそうにガールズトークに花を咲かせる。

このあたりはその他のインド映画にない先進的な感じで楽しい!
まさにジャケのポップな感じが表れてる。
ちなみにジャケはヒンドゥー教の女神カーリー。
みんなでカーリーの真似して写真撮るとこ好き。

後半はそれぞれの悩みが浮き彫りになってきて、時にいがみ合いも。
でも結婚相手が判明してさらに絆が強まる。

そこで起きる悲劇に心がえぐられる。
彼女たちがやったことは全く責められない。
法治国家とは言えなくなるかもしれないけど、感情的にはよくやった!と言いたい。
クズどもには地獄すら生ぬるい。

彼女たちの1人が言う。
女性の神を崇めるくせに、女性を蔑視していると。

ラストはじーんときて泣きそうになった😢
女性だけでなく、まともな人は怒ってるんだ。
こういう映画がどんどん出てきて、インドの階級社会や男尊女卑をぶっ壊して欲しい。

ネットフリックスで13日までの配信らしいので観たい方はお早めに。
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