あー

怒れる女神たちのあーのレビュー・感想・評価

怒れる女神たち(2015年製作の映画)
4.5
冒頭の怒れる女たちの始まりが、
テンポ良くオープニング曲もカッコいい。

彼女たちは怒っている。

インド社会の女性への蔑視、暴力に。

配信13日までなんて、勿体ないッ!!
まじで勿体いないぞー!!!!

ミュージシャンのマッド、
親の決めた人と結婚したパメラ、
主婦で仕事人間のスランジャナと
彼女の娘のマヤ。

彼女たちを自宅に招待した
カメラマンのフリーダ。

そこに現れたのはフリーダのいとこの
ジョアナ。美しい白いドレスを持って。

フリーダが結婚する事になったので、
友人達を招待したのだ。

フリーダの幼馴染で
家政婦のラクシュミー。
後から合流したナルギス。
実はナルギスとスランジャナには確執が。
この2人のドラマも良いッ。

大人の女7人とむしゅめっこ1人。

結婚式まで滞在している彼女たちの
ドラマが映し出される。

前半、ガールズトークに花を咲かせ、
着たい服を着て自由を満喫する姿と、
実はそれぞれが抱えている事。
抱えた事をお互いに、寄り添いあいながら
共有していく姿。特にみんなにそっと
寄り添う明るいジョアナが素敵だな。

そして、インドの実情を表した後半。
前半の楽しそうな彼女たちからある
事件が起こり...泣く。泣いちゃう。
彼女たちは自由だと思っていたけれど、
警察の取り調べでハッと引き戻される。
さも、彼女たちの格好が悪い。と、
言葉にしない心の声が伝漏れる。

映画的展開はあれど、涙が溢れる。
これ、ラストを子供のマヤで終わらせた
所も素晴らしいと思う。

(CNN) 女性にとって危険な国を専門家らに尋ねた調査で、インドが1位に挙がった。性暴力や強制労働の危険性が高いとの理由からだ。

これが2018年の記事にショックを
受けた。この映画を観なければ、
この映画が伝えたかった事も知らないまま
だったので、観れて良かった。


下はカースト制度の現在のメモ。
映画とはちょっとズレるけど、
自分の参考までに。

https://www.compathy.net/magazine/2015/12/14/the-caste-system-and-the-state-of-india/
あー

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