ひねくれはちゅう類

映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜のひねくれはちゅう類のレビュー・感想・評価

4.5
あらすじ
劇場版のび太


日本のSF映画の第一人者って、ドラえもんなんじゃないか?そもそもドラえもんの存在自体がSFだし。

今回の映画のMVPはなんと言っても新キャラ?のピッポ。旧鉄人兵団の頭の部分。こいつがまぁ完璧なキャラクターで、最初はすっごいやな奴なのに、最後は僕の心を揺さぶるわ惹き付けるわ、大変な奴なわけですよ。
でも、どうして揺さぶれて惹き付けるかって言うと、やっぱりそれは「劇場版のび太」という日本屈指の感情移入型ヒーローの存在があるからだと思う。

ピストルの早打ちが次元大介よりも早いと言われるのび太の強さは、映画での見せ場としては二の次よ。やっぱり優しさこそがのび太の見せ場だ。導入部分で必ずする大口を叩くor強がる➡ドラえもーん!と泣きつくみっともない少年が、中盤あたりで心から素直に見せる優しさは正直涙が止まらなくなる卑怯な展開。ヒーローを観客を惹き付ける者と言うならば、間違いなくのび太は最高のヒーローだ。

旧鉄人兵団もめっちゃ名作だけど、それを大胆にアレンジした傑作だと思います。

ただ、副題があまりにもダサい。ダサすぎる。