emily

花咲く恋のemilyのレビュー・感想・評価

花咲く恋(2016年製作の映画)
3.4
 携帯電話を盗みそれを売りさばいて生活していた10代の少女ダフネは恐喝で逮捕されてしまう。刑務所で鉄格子越しにジョシュと出会い、やがて文通するようになる。父親は身元引受人になってくれずなかなか出ることができないが・・

 通常会うことも話すことも許されない二人が目線を合わし、文通を始める。二人の穏やかな時間。囚われの身だからこそ芽生える恋心。会えない間に思いを募らせ、年末のパーティなどの行事では男女が入り乱れ会話をすることが出来る。二人のもどかしい恋、ダンス、キスしそうでそうはならない。そんな淡い恋も長くは続かず、まだ実ってもない恋でありながら、まるで恋人同士のように嫉妬があり、二人の思いも盛り上がっていく。恋する二人にはあらゆる障害も距離を縮める物になり、明日ではなく今の幸せを選ぶ二人。瑞々しく危なっかしく、でも恋に素直な二人は清々しい。
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