《人生は、美しい色であふれている》
カナダの画家モード・ルイスを描いた物語。
U-NEXTにて。
今の時代、夫婦はパートナー的な意味合いもあって、様々な”カタチ〟があり多様化している。
”人生楽ありゃ苦もあるさ。〟
夫婦とは”人生の共有者〟であり、”人生のバディ〟。
良い時だけを共有するパートナーなら夫婦でなくてもよい。
人生の苦しい時こそ、夫婦の真価が問われるのではないか。
本作では、そんな夫婦の姿が描かれている。
”シェイプ・オブ・ザ・ウォーター〟のサリー・ホーキンスが、彼女ならではの独特な雰囲気でモードを好演している。
夫を演じるイーサン・ホーク。不器用で無骨な彼の姿は新鮮だ。
人間ドラマとしては展開が淡々としているので、感情移入はあまりできなかったけど…
リウマチを患い不自由な体ながらも、偏屈な夫を愛し、心の自由を絵に求めた、モード・ルイスのシンプルな”生き方〟。
美しい風景と音色に包まれ、しっとりとした作品になってます。