70年代の名作ホラー「オーメン」のリメイク。
悪魔の子ダミアンの出生の秘密と、彼が引き起こす災いの恐怖を描いたホラー。
元の映画と遜色なく、イメージを全く崩さない作り。
直接的に怖がらせるのではなく、身近な存在を介して迫り来る恐怖で恐怖心を煽っている、サイコホラーな感じもある。
聖職者でありながら、悪魔の子を当てがう神父には、怒りでしかない。
5歳となったダミアンが、頭角を表し始めて起こる事件は、どれも衝撃的で、その場にいる者だけでなく、映画を観ている者にもトラウマになりそう。
新しい乳母に、悪魔の子を孕ったことのある(ローズマリーの赤ちゃん)ミア・ファローをキャスティングするとは、恐怖が助長されるばかりだ。
6月6日生まれの人を、疑心暗鬼にさせる映画。