かじドゥンドゥン

オーメン/オーメン666のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

オーメン/オーメン666(2006年製作の映画)
3.0
将来有望な外交官ソーンは、念願の第一子を授かるも、死産。そこで医師から、妻には何も言わずに別の新生児を我が子として引き取るよう提案される。こうしてソーンは、素姓も分からぬダミアンを息子として引き取った。

駐英アメリカ大使が不慮の事故により赴任直前に死亡し、副大使から大使に繰り上がったソーンは、妻子とともにロンドンで生活を始めるが、ダミアンの養育係の女性が大使公邸にて開かれたパーティーで首吊り自殺するなど、奇怪な出来事が頻発し始める。ある神父から、ダミアンが悪魔の子であり始末すべきだと警告されたソーンは、決して信じようとしないが、あまりにも予言が的中し、先の神父や、妻が身籠った第二子も妻自身も世を去った(おそらくは魔力で殺された)ため、ソーンは神父が言い残したとおりイスラエルのある別の神父を訪ねて聖なる武器を手に入れ、悪魔の退治法を教わる。

暴れるダミアンを片手で押さえながら教会に車を飛ばしたソーンは、途中で人をひき殺して警官らに追われながらも、どうにか祭壇に達し、ダミアンを床に抑えつける。そしてソーンが我が子の胸に杭を打ち込もうと手を振り上げたところ、追って来た警官の一人が一撃でソーンを射殺。

後日、ソーンの国葬にはアメリカ大統領も列席しているが、その手に引かれているのダミアン。こうして悪魔の子はその企み通り、政治権力の中枢に忍び入ることに成功した。