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パーフェクト・ボウル 運命を賭けたピンのpluviaのレビュー・感想・評価

3.6
賭けボウリングをしている元プロのスター選手だったチョルジョンと、自閉スペクトラム症の若者ヨンフン。
心の交流に感動したというレビューを読んで鑑賞。

トム•クルーズとダスティン•ホフマンの『レインマン』とは、互いへの優しさや家族を作っていく主軸、分かりのいい女性も加わって3人で人生を好転していくあたりは共通点でした。

終盤で伏線が回収されるところにミステリーではない故の奥行きがあり、一人の人間の栄光と転落と失意と彼に関わった人々の心情、それを伏線で見せるセンスが光った作りだと思います。


序盤は殴り合いなどのバイオレンスな世界観が前に出ていて、韓国映画特有(?)のそれが苦手なので今回も止めようかと思ったのも束の間で暴力シーンはその後は減り、コメディっぽさで物語りのリズムもよく無事に最後まで見ました。

確かに既視感はありますが、マッコリの乾杯シーン、伏線のビデオテープなどなど、ほっこりするヒューマンドラマが好感でした。
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