YasuhitoArai

スエーデンの城のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

スエーデンの城(1962年製作の映画)
3.5
ロジェ・ヴァディム監督作品。
スウェーデンの湖で回りから隔絶されたファルセン家の城に、ジャン=ルイ・トランティニャン演じる城主の従弟エリックが訪れる。モニカ・ヴィッティ演じる城主ユゴーの後妻エレオノールの魅力に、エリックは惹かれていくが・・・という話。

ドタバタコメディ的なブラックコメディ。城にいる人物たちは個性豊かな属性を持つ面々で、いろんなボケがあるのだけど、フランス映画なので、ボケても体面を保つような感じ。ミステリー要素は弱め。
城の中でだいたいの話が進行するので画面は暗め。そのため冬の雪で覆われた城の外が映える。

他のロジェ・ヴァディム作品と同様退廃的な雰囲気を持ち、BGMはジャズ。
役者陣も割りと豪華。
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