長い映画鑑賞遍歴の中で、たまに魂をガッツリ持って行かれることがあります。
それでも“泣く”、ということは、まぁ滅多に無いわけで。
よく、ブログの感想やテレビのコマーシャルでの鑑賞後のインタビューなんかで、“号泣”という言葉が飛び交っているのを見かけると、いつも違和感を覚えるんですね。
なんていうか号泣…って…ゔぉおおおおーーーん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)てな感じでしょ?
金正日が亡くなったときの“国民”が見せたパフォーマンスのような。。。
ただですね…本題に戻りますが…今回はやられました。
ラスト、アルギー・スミスさん演じるラリーの柔らなテノール・ボイスが、傷ついた人々とデトロイトの街に、滋味に溢れた鎮魂歌としてベールのように包み込む。。。
気がつけば、俺は滂沱のごとく涙が溢れるに任せ、エンド・クレジットを眺めておりました。
野暮は感想は書きません(というか書けません)。
一人でも多くの人に観て頂きたい傑作です。