防音部屋に監禁された女性と監禁した男性の闘いを描いた、スージー・ユーイング監督のデビュー作となるスリラー映画。
いかにもB級の匂いが漂う映画で、実際にB級なのだが、多くの人は主人公の男性を演じたルーク・エヴァンスが目当てだろうが、自分はセドリック・クラピッシュの『スパニッシュ・アパートメント』三部作で好みだった、監禁される女性役のケリー・ライリー目当てで数日前に鑑賞。
タイトルは10フィート四方(100平方フィート=約6畳)という監禁部屋の広さを表しているので、監禁されて痛めつけられながら脱出を試みようとするケリー・ライリーの監禁ものを期待していたのだが、全く違った。映画の冒頭は監禁ものの匂いがしたのだが、監禁部屋が全然有効に使われていないのには、肩透かしを食らう。ストーリーの細かい部分もよくわからないというか、十分に練られていないというか、ゆるゆるすぎる。
そもそも、主人公の男性が弱すぎる。しかも弱いくせに、娘と住んでいる自宅を監禁に使うなよ。