山田太一脚本作品。
穏やかで裕福そうな高齢男性(笠智衆)が一人旅をしてるのだが、それは死に場所を探す旅でもあった。
誰もが避けて通れない「老い」や「死」または「どう生きるか?」など、人間の普遍的…
山田太一さんの脚本はいいなぁ。1985年に、高齢化社会の悲哀をすでにドラマに描いていたとは! 小津映画に登場する馴染みの役者さんがいい味出している。鳴子のケーブルカー付きの旅館。今はないのだろうが、…
>>続きを読む「笠智衆/NHK3部作」第2弾。
今回は、妻を亡くしたおじいちゃんの “一人旅” を、笠智衆が哀愁たっぷりに演じている。
第1弾の『ながらえば』とはまた少し違う、元気で紳士的なおじいちゃんなので、今…
笠智衆と往く湯煙ロードムービー。笠智衆の抱える絶望が根本的に解決不可能なので、どうするの山田太一と思って見守っていると……。
映画は監督のもの、テレビドラマは脚本と俳優のもの。前作に続き俳優ファー…
笠智衆が死に場所を探し彷徨う。子どもや孫との関係が円満なのは、まだどうにか健康であり、誰にも迷惑をかけていないからで、これが耄碌し始めると、そうもいかない。旅ができるほど元気なうちに自殺しようと思う…
>>続きを読む山田太一×笠智衆三部作の2作目。
ある日、老人は東北に訪れ、旅館に泊る。
若い女中(岸本加世子)がテキパキ仕事をしている。
老人はことあるごとに女中にお駄賃を与える。
女中は有頂天になるが、この老…
じいさん見本市と化す三部作、栄太郎頑張ってたなーやるなー栄太郎と思って見てると刺客・藤原釜足が現れてたいしたこと言ってないのに期待値だけでもってかれる。じいさんガラの出ずっぱり笠智衆=キムタク、人が…
>>続きを読む◯山田太一×笠智衆②
◯人はなぜ生きねばならぬのか。死ぬことは許されないのか。しかし死はまた恐ろしい。老人は妻を亡くし、生きる目的を見失い、散財をし、自死を目論むが、、、。
◯岸本加世子か!
…
80年代の下北半島に笠智衆がいたとは。
ありていに言えば”自殺の旅”だが、終盤は思いのほか救われた。
人生の最晩年でも親友ができることもあるかもしれない。
岸本加世子の彼氏、えらい好青年だなと思っ…