「笠智衆/NHK3部作」第2弾。
今回は、妻を亡くしたおじいちゃんの “一人旅” を、笠智衆が哀愁たっぷりに演じている。
第1弾の『ながらえば』とはまた少し違う、元気で紳士的なおじいちゃんなので、今…
笠智衆さん(この時80歳くらい?)、年老いていく者の悩みと若者カップルの対比。赤の他人との出会いが生きる何かに繋がっていく。結局自分も歳をとりいつか同じ悩みにあたる。大先輩の話しを聞いている感覚。そ…
>>続きを読む山田太一脚本作品。
穏やかで裕福そうな高齢男性(笠智衆)が一人旅をしてるのだが、それは死に場所を探す旅でもあった。
誰もが避けて通れない「老い」や「死」または「どう生きるか?」など、人間の普遍的…
山田太一さんの脚本はいいなぁ。1985年に、高齢化社会の悲哀をすでにドラマに描いていたとは! 小津映画に登場する馴染みの役者さんがいい味出している。鳴子のケーブルカー付きの旅館。今はないのだろうが、…
>>続きを読む笠智衆と往く湯煙ロードムービー。笠智衆の抱える絶望が根本的に解決不可能なので、どうするの山田太一と思って見守っていると……。
映画は監督のもの、テレビドラマは脚本と俳優のもの。前作に続き俳優ファー…
笠智衆が死に場所を探し彷徨う。子どもや孫との関係が円満なのは、まだどうにか健康であり、誰にも迷惑をかけていないからで、これが耄碌し始めると、そうもいかない。旅ができるほど元気なうちに自殺しようと思う…
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