Ryoma

グッバイ・ゴダール!のRyomaのレビュー・感想・評価

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)
4.0
フランス🇫🇷の世界的映画監督ジャン=リュック・ゴダールの妻であったアンヌ・ヴィアゼミスキーの自伝的作品。2人ともこの世にいないと思うとなんだか感慨深い。
他人と一緒な行動を自己疎外と称しそういう行動を毛嫌いする周りに縛られたくない彼の信条から、独創性に長けていて周りと共存するのは難しいかもしれないけれどそれ故自分の芯を持った意志の強さを感じた。そんな彼の斬新かつ自分流の考えや生き方に触れ、それまで淡々と過ごしてきた人生を顧み、鑑みることで、自分の意志・人生を大切にしようと思い立ち何か吹っ切れたような姿は爽快だったけれども少し切なさも残る別れにも思えた。軽快かつジャズ調の心地よい音楽とカラフルでオシャレな衣装はやはりフランス🇫🇷映画だね。
『アマンダと僕』の主人公の恋人役のステイシー・マーティンがアンヌ本人を見事に体現されていて好演だった。実はそんなにゴダール作品は観たことがないため、これから少しずつ観ていきたい。
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