エンドロール

グッバイ・ゴダール!のエンドロールのネタバレレビュー・内容・結末

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

主演ふたりの役作りに脱帽、ふたり共かなり本人に寄せられていたと思う。
女は女である みたいな原色に目が行く画面。
アンヌくらいの年頃に、アンヌのような天才アーティストのミューズに憧れていたことを思い出した。その頃ヌーヴェルヴァーグの映画をたくさん観たこと、当時の人間関係、色々懐かしく思い出さずにいられなかった。
そして大好きになったゴダールの最初の奥さん、アンナのことは一切出て来なかった。アンヌの自伝なので当然だけど。
ゴダールのセリフ「君は向こう側へ行ったんだ」というのが印象的だった。あの時のゴダールには、こちら=自分と、その向こう側の2つの世界しか存在しないのだと思った。
自殺未遂のことは知らなかった。あの時ゴダールが落命していたらその後の作品が生まれていないと思うと、未遂に終わってホッとする。
「アーティスト」の監督だと、観てから知った。
ステイシー・マーティンはニンフォマニアックに出ていたというのも。思い出せないが、裸オッケーな可愛い女優さんなんですね。