このレビューはネタバレを含みます
面白かったが、あまり好きになれない。
折角の内容を性描写が邪魔しているような感じがする。ゴダールのセックスは想像できるが、映像としてみたくはない。『ニンフォマニアック』で身体を張ったステイシー・マーティンのためであったかもしれないが。
映画的なマニアックなネタから当時の五月革命に言及するなど、若い人、特に小学生くらいに見せたいくらいだが、余計なもののせいでR15にさせた。
ゴダールの作風を意識した画作りは最初ついていけなかったが、なれてくるとらしさが出てきて素晴らしいとおもえる。
できれば、『気狂いピエロ』や『女は女である』のようにシネマスコープでみたかったし、嘘でもいいからアンナ・カリーナ(勿論若い女優が演じて)をなんらかで出して欲しかった。