寄り道わき道

ロミオとジュリエットの寄り道わき道のレビュー・感想・評価

ロミオとジュリエット(1978年製作の映画)
4.2
BBCがシェイクスピアの全戯曲を映像化したものの一つ、今までに映像化されたもので1番原作に忠実に再現されていると言われている。有名古典劇なので台詞の小難しさや堅苦しさはあるものの、とても素晴らしく仕上がっています。アランはティボルト役なのですが、モンタギュー家への憎々しさを見事に演じていて若き日の姿なのに重厚感ある演技を見せてくれます。また作中で楽譜剣法と言われるほどの華麗な剣捌きや華麗なダンスが見れます。

序詞役にサー・ジョン・ギールグッド、マーキューシオ役にアンソニー・アンドリュース、乳母役に逢びきでも有名なシリア・ジョンソン。他にも数々のイギリスの重鎮や名優たちが脇を固めます。若き日のアランリックマンの芝居も名優たちに引けを取らぬほど!表情の作り方もアランらしく…彼の演技力はこの頃からなんだなあっとしみじみ思いました。テレビで見られるもので1番古いアラン作品じゃないでしょうか…。

とても若アランのお顔が美すぎる…ティボルト結婚して〜〜〜!ちなみにとてもジュリエットの口が悪いのでおもろいですwそれにロミオよりジュリエットの方が漢気ある感じで少し笑っちゃいますw二人とも若干恋に酔ってる感じがするのは現代の感覚だからでしょうか笑 悲劇ですがそれほど辛すぎず美しかったです。

日本語版dvdあり(若干手に入れにくいかも)