左の箱に豚を投入し、クランクをぐるぐる回すと、右の箱から部位ごとに加工された豚ハムが次々と登場する、という内容。
原初のSF映像。
腸詰めが機械の中からニョロニョロと出続ける描写には、眺めていてoddly satisfyingな快感を覚える。
現代でいうASMR動画に近い。
人気の主題だったようで、何度も似たような映像作品が作られている↓
■Making Sausages (1897)
豚でなく犬や猫がソーセージになるという、今作よりもさらにブラックな内容。
■The Sausage Machine (1897?)
確認できず。
■Chapellerie et charcuterie mécaniques (1900)
アリス・ギイ作品。
マシンに猫を投入するとソーセージや帽子になって出てくるという内容。
■Fun In A Butcher Shop (1901)
これもイヌネコのソーセージ映像。
■Dog Factory (1904)
エドウィン・S・ポーター作品。
ワンちゃんをマシンに入れるとソーセージになり、ソーセージを再びマシンに入れるとワンちゃんが出てくるという、ひねりの効いたコメディ映像。
背景に「プードル」「ブルドッグ」「スパニエル」等と、犬種ごとのソーセージがぶら下がっているのがbad tasteだ。