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フェブラリィ 悪霊館/フェブラリィ -消えた少女の行方-のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
舞台はアップステート・ニューヨークにあるカソリック系寄宿舎女子高校、ブラムフォード・アカデミー。雪深い2月に一週間の短い冬休みがあり、女子高生たちは迎えに来た両親と共に里帰りする。

キャサリン(キーナン・シプカ)の両親は迎えに来なくて、学校の神父さんが家に電話してくれるが、連絡が取れない。キャサリンは予知夢で両親が死んだことを知っていて、迎えに来ないことは分かっているんだが、神父さんは「君をここに住ませるわけにはいかない」と言う。金曜日まではいてもいい、とか言う。

ローズも両親が来なかったんだけど、彼女はボーイフレンドとデートしたかったから、両親にウソを付いて、一日遅れで来るようにに仕向けた。ローズはシニアなので、ジュニアであるキャサリンの面倒を見るように神父さんに言われるが、ボーイフレンドと、「妊娠したかも」という自分のことに手いっぱいで、キャサリンに冷たくする・・・・・。

キャサリン役のキーナン・シプカが、悪魔に憑かれた演技が上手い!目が泳いだり、ちょっと微笑んだりするのが不気味な感じで。これは監督が指導するんだろうなあ。

驚かすようなビックリホラーではないし、おどろおどろしいイメージを見せることもなくて、どちらかと言うと「この先どーなるの?」ってミステリーで結構引っ張られる。音楽・音響や画像などの雰囲気もなかなか引き付けられる。

ただ一度だけ、「ビクッ」ってするほど怖かったところがあったんだけど、それは画像でも音響でも怖いイメージでもなくて、カットのつなぎ方だった。シーンが「バサッ」って終わって、次のシーンの始まり方が、すっげー怖かった。

後、中盤に出てくるビルっておじさん、すっごい既視感強いのに誰だか思い出せなかったんだけど、「あ!!リチャードだ!」って気が付いた。『セックス・アンド・ザ・シティ』でサマンサの金持ちボーイフレンドを演じていたジェームズ・レマー。SATCやってたのは2001年から2004年らしいんだけど、この映画は2015年。10年以上も経ってたのに、全然変わってないよ!

これ以上はネタバレになってしまうので、コメント欄で!
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