クモ怪人

触手のクモ怪人のレビュー・感想・評価

触手(2016年製作の映画)
3.0
このジャケの物欲しげに横たわる女子は何?父さんは、そんな娘に育てた覚えはないっ、バッキャローッ!

メキシコの鬼才、アマト・エスカランテ監督がヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞に輝いたSF変態チックスリラーが本作だ。欲に溺れた人間に喝を入れ、快楽にまみれたメキシコ社会を風刺する。オマケに様々な動物の異様な交尾シーンを紹介してくれる。

触手様のオーラが凄い!
あらゆる生物の原始の姿、最も純粋で根源的な要素が具現化したものだ。衰えることなくひたすら洗練されていく。身体の芯まで快楽に浸らせてくれる。

不気味で不穏な雰囲気で進む。ホラーのような絶叫シーンはない。音響でビックリさせることもしない。静かに淡々としているので面白みや盛り上がりに欠ける。いつの間にやら作品も終わってしまう。

しかし、現時点でフィルマで観た方が少ないというのにフォロー・フォロワーの方々が相当観ているのは変態揃いということ?何ということだ。オイラも変態ということかっ、バッキャローッ!
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