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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)のaka黄屑のレビュー・感想・評価

4.0
ネトフリ限定で敷居が高いノア・バウムバック監督・脚本『マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)』(17年)観了。別に"通常版"は存在しないw
NYに住む老彫刻家とその家族の話なんだけど、家庭環境が複雑で関係を掴むのに一苦労。IMDb6.9/メタスコア79は前作『ミストレス・アメリカ』を上回ってるけどコメディとしては前作の方が好みとゆーか娘が作った映像作品のバカバカしさ位しか笑えなくて脚本は『ミストレス・アメリカ』の方が冴えてると思う。伏線が回収されるラストももっと明解でヨかった。
ただNYを舞台に群像劇を紡ぎ続けるノア・バウムバックは"次世代のウディ・アレン"の地位は築いた感。
一方ベン・スティラー、ダスティン・ホフマン、アダム・サンドラー(が主演)達の演技は重厚で堪能。
映画ではピクサー作品の印象が強い名匠Randy Newmanの音楽はハマってて傑作とされてる次作『マリッジ・ストーリー』でも連続起用。因みにベン・スティラーの『ミート・ザ・ペアレンツ』『ミート・ザ・ペアレンツ2』でも担当してるからその流れっぽい。
しかしベン・スティラーもアダム・サンドラーも渋さマシてるナと思ったら二人共50代半ばなのか…(遠目)
編集のジェニファー・レイムは『フランシス・ハ』以降のノア・バウムバックを担当してる他、アリ・アスターの衝撃作×2と『TENET テネット』を担当してて飛ぶ鳥を落とす勢い。
『ミストレス・アメリカ』ではより重要な役で出てたマシュー・シェアとマイクル・チャーナスの出演にはニンマリ。
しかし配信のみでしか観られないとゆーのは如何なものか?!
音楽のSpotifyみたいな巨大プラットホームがなく、各社歯抜け状態でしかも入替・配信終了もある…
配信で観ることは需要があると思うけど、"配信のみ"はヤメてソフトでもリリースしてくれないと観られない作品がどんどん増えてしまう(泣)
aka黄屑

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