ねこまるキャット

きっと、いい日が待っているのねこまるキャットのレビュー・感想・評価

3.7
『孤児』×『意思』
日常的に虐待が行われている養護施設で、自由を求める子供達を追った、実話ベースのお話。

見ていて結構辛くなるので、ある程度は覚悟して鑑賞する必要があります。

「これ辛いだけで見る事に意味がある映画なのかな…」と不安になりますが、ラストは孤児達の絆にしっかり感動出来るので、見て良かったと思います。

虐待、支配、洗脳をしていた大人達に対するモヤモヤが、それだけでは消化出来ませんでしたが、実話ベースのお話しなので、しょうがない点なのかなと。

歴史勉強系として見た場合は、良い終わり方、良い余韻に浸れるかと思います。

温室育ちのぬるい物の見方ですが、孤児達の絆は、浅い関係じゃないから少し憧れるような気持ちにもなったりするんですよね。

「きっと、いい日が待っている」
タイトルの通り、辛い事を乗り越えてきたからこそ、感じられる幸せってあると思うので。

だらだらぬるく生きてくると、幸福感って結構感じずらくなったりするので、こういう辛い映画もたまには見るべきだなと、改めて思いました。

音楽でもしっかり盛り上げてくれるので、入り込みやすいですが、やはり虐待の描写は見ていて辛いので、もう一回見ようとは思いませんが、未鑑賞で興味のある方は是非🐈