幌舞さば緒

シェイプ・オブ・ウォーターの幌舞さば緒のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

熟女と幻獣。エンディングテーマはセリーヌ・ディオンとアリアナ・グランデのデュエットソング「Mature and The Beast」ではない。


台詞メモ

「あのことについて語るなら何を話そう?そうだな、いつの話かって?あれはハンサムな王子の時代が終わりに近づいたころ。場所を変えようか?海には近いけれどほかに何もない田舎町。または、そうだな…彼女について知りたい?声を失った王女のこと。または、警告しておこうか?真実と愛と喪失の物語について。そして、すべてを壊そうとしたモンスターについて」

〝時は過去から流れる川にすぎない〟

「チャンネル替えて。そんなの見たくない。早く替えて。ベティか。若さと美貌。何も知らない18歳に戻れたら自分にアドバイスしたい」「何て言うの?」「〝もっと歯を大事にしてファックしまくれ〟最高のアドバイスだ」

「これを見て、ひどい。超エリートがオシッコを撒き散らしてる。天井にもシミが。どうやって?大きな便器が必要だわ。すごいワザよね。うちの亭主は大した男じゃないけど、70%の割合で便器に命中させるわよ」

「手を洗うのが用を足す前か後かでその男が分かる。前後2回洗うのは軟弱なやつだ」

「食べたら手を洗って2階へ来てね」

「いい所ね。芝生があるし、首都まで車で30分」「でもボルチモアだ。退屈な田舎さ。聞いてくれ、新しい車を買おうと思う」「車が欲しいの?キャデラックはどう?」

「あの複雑で美しいものを殺したくない」

「やつには知性がある。言葉を理解できるし、感情も読み取れる」「ソ連人や朝鮮人もだ。でも我々は殺す。ここは動物園じゃない。こんな肥溜め一刻も早く出たい。君もだろ?ボブ、どうだ?」「私は違う」

「ずっと1人か?仲間もいない?大変な状況だな。僕だってそうさ。ひどいものだ。自分だと分かるのはこの目だけ。年を取ったよ。今の時代に合ってないんだ。僕たちは遺物だな」

「心配するな、僕は大丈夫。ネコを1匹食べられたよ。彼の本能だから仕方ない。彼を捜せ。さあ早く行って」

「タオルで拭いてる。地毛だ。腕の傷を見ろ。傷跡もなく消えてる。彼は崇拝されてたって?本当に神かもな。でもネコを食べたし分からん。様子を見よう、しばらく」

「私との出会いは?」「13年前の釜山の戦い」「私は信頼できる忠実で有能な部下で大いに役立ったから期待してたんです。見返りがあるだろうと。そして失敗したたっあ1度のミスです。それでクズ扱い?自分がまともな男であることをいつまで証明すればいいのです?」「まとも?まともな男は失敗しない。それが本当の〝まとも〟だ。それ以外の〝まとも〟は重要ではない。他国にくれてやる。米国には必要ない。今から36時間後にこの件は片づくだろう。君も片づく。宇宙に君の形をした穴が開くぞ。まったく別の世界に放り出されるんだよ。クソみたいな世界へ。文明のない世界。君が存在した痕跡もすべて消される。だから、まともになってさっさと解決しろ」

〝人生は失敗の積み重ねにすぎない〟

♪あなたには決して分からない。私がどんなにあなたを愛してるか。どれほど深く私が想っているか。隠そうとしてもあふれてしまう。あなたへの熱い想い。分かるでしょ?言葉で伝えなくても。あなたの行く所に私の心もついていく。あなたのことをいつも祈ってる。ほかに方法があればいいのに。愛を証明したいのに、どうしていいか私には分からない。永遠にこのままよ。今、あなたが気づいてないから

「彼女について何を知りたい?2人は幸せに暮らした?僕はそう信じてる。2人の愛は続いたかって?それは確かだ。でもイライザのことを思い出すとき1つの詩が頭に浮かぶ。何百年も前に作られた愛の詩〝あなたの姿がなくても気配を感じる。あなたの愛が見える。愛に包まれて私の心は優しく漂う〟」
幌舞さば緒

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