ぷち

シェイプ・オブ・ウォーターのぷちのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

女優のサリー・ホーキンスが好きで見た
普通は過剰にあれば不快感でしかない「水」が冒頭から嫌な感じをさせない
半魚人、デザインも引かない美しさと可愛さがあって、むしろどうか彼が苦しまないように水だらけていてとさえ思える

バンビラビリンスの監督なんだー
なるほど、そちら系の美的なセンスが際立っていて楽しかった
半魚人の🟢色とヌルッとした感じが作品全体のテーマのようにところどころ異様な目立ちかたでチラッと出てくる。不味くて不自然な🟢色のゼリーキーライムパイ

食事もままならない生活なのに、冷蔵庫に溜まる食べかけパイにはヒントが含まれていた。カツラをつけて若作りし、せっせと買いに出かける理由は、
ジャイルズが店の店主に思いを寄せている現れ、フラれるまで気づかなかった。
そうなれば、解雇された後も細々と会う元上司とも何かあったのかと勘繰る。当時はもっと生きづらそう。孤独な老人

ストリックランドの奥さんお手製のデザートもグリーンのゼリー。何か意味があったのだろうか?当時よく食べられていただけか?

ストリックランドのキャデラックもスティールと言い直して強調されたグリーン系
単純なグリーンだけじゃない点への注目が自然の創造物の奥深さに気づく感性の持ち主かを匂わせる

はじめ、🇬🇧が映画の舞台かと思って見ていたが、様子が違う。昔の🇺🇸か
車のミラーはレトロだし、携帯もなくて電話が通じないと終わり

今どき溢れるサタニック直球な不気味な映画が横行する中、
ホモセクシャルや異種交配を扱いながらも綺麗な映像と周囲を良い人で固めて愛に基づくお話にしていることから
邪悪さの感じられないこの作品にはファンタジーとしてはホッとするものがある
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