スゴイな〜！
興味本位の怪異譚に終わらせない、ファンタジー感覚が少々入り混じった、異形（半魚人）と声を失った女性のラブストーリー。
いわゆる“おとぎ話”の現代版的な再構成といった趣です。
決して茶化すことなく、でもシリアスすぎず“愛”を語る。
突き詰めれば、人間同士の“愛”もこれくらい（つまり異形同士くらい）距離がありながらも、お互いを思いやれる場合もあれば、その逆もあるということを教えてくれる。
エンディングでホワッとした優しい気持ちなれるのは、この作品が良かった印なのかなぁと思った。
作品の舞台が1960年代ということもあり、作中には心地よいオールディーズが流れ、作品の品を上げている…とも感じました。
TOHOシネマズ上野にて（auマンデイ利用）
