QTaka

シェイプ・オブ・ウォーターのQTakaのレビュー・感想・評価

4.5
デル・トロ万歳。
アカデミー賞おめでとう!な感じで、終了間際にようやく見られた。

良かった。思った以上に良かった。
なるほど、アカデミー賞だ。

化け物映画でも無く、オカルト映画でも無い。
まして、怪獣映画などでは全く無い。
この映画は、生粋のファンタジー映画で、
とびきりチャーミングなストーリーだった。
そして、終始、音楽に満ちている。
ブラウン管に映し出されているのは、ミュージカル映画でありタップで始まった。
時代(60年代)を反映しての、白黒画面と懐かしさすら感じる音楽がブラウン管の中に有った。
「どんな映画だろう」と思いながら見始めて、こんなシーンの中に、あっという間におとぎ話へ巻き込まれていった。

半漁人とのダンスシーンは、この映画のクライマックスだろう。
ハリウッドが最も美しく楽しい映画を作り出していた頃の、ミュージカル映画を見た思いがした。
こんなにも楽しく、美しく、魅力的な映画は、ここしばらく出会ってこなかった。
えっ?これがデル・トロ監督なの?
これはもうデル・トロに脱帽でしかない。
次の映画が楽しみだ。
QTaka

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