水のように何の形にもならない恋の話。
こんなにぶっ飛んでてめちゃくちゃでグロッキーな作品だとは思わなかった。
レトロでダークな雰囲気は美しくて素敵だったけど、目を瞑りたくなるシーンも多くてもう一度は見たくない。
でもこの映画が言いたいことは何となくわかる。
人間って本当に冷たい生き物だ。
外見だけで決めつけ、力のある者が全てを握り、弱い者を捩じ伏せる。
彼と軍人たち、一体本当の化け物はどっちだろうか。
あとゼルダがほんと素敵な人。
壁を超えた純愛系は大好きなのに、キュンとも何とも思わなかったのは、彼のあのヴィジュアルのせい......と思ってしまうわたしも、また無意識に差別をしてしまう人間だからなのか。
