2019年度VOD18作目
前々から指摘しているファーストの頃と比べたキャラクターのブレがノイズ。
特にファースト登場キャラの中で好きなキャラ上位に入るドレンのキャラのブレが酷すぎる。
ファーストの頃、ルウムの英雄シャアに全く物怖じせず泰然と構えていたドレンはそこにはいなかった。
「一年戦争開戦前の物語だからキャラクターが成長しきっておらず、ブレがある」というのならまだ分かるが、この作品はルウム戦役後ということでファースト第一話の数ヶ月前が舞台。
彼に限らずあらゆる登場人物のキャラクターの変化が急激すぎて、あまりにも説得力がない。
また、『誕生 赤い彗星』というサブタイトルでありながらストーリー中盤以降彼の存在感がどんどん薄くなっていくのは如何なものか。
南極条約に臨む連邦の面々が呑気すぎるのも気になる。
ブリティッシュ作戦で落下したアイランド・イフィッシュによりオーストラリア大陸の地形が変わるほどの被害を受けていながら、あんなにヘラヘラしていられるものだろうかと疑問。
オリジンからこのコンテンツに触れた人は気にならないのかも知れないが、マイナス面ばかりが目立つ。
作品自体は悪くないと思うのでこの点数。
ただ、「ジオンに兵無し」演説で終わる本作は完全にファーストファン及び一年戦争の年表を一度なりとも見たことがある人向けの作品だと思った。
新規ファンにはかなり不親切な作り。
