風来坊

超級護衛 スーパー・ボディガードの風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
引き続いてブルース·リーの再来と呼ばれるユエ·ソンが監督·脚本·主演を担当した格闘アクション。ある令嬢を護衛する事になった孤高の武道家が、裏社会の人間になったかつての兄弟子との因縁の対決に挑む。

冒頭のムカつくクソガキが中国らしいなと思います。悲惨な目に遭っても全く同情しようと思えない…むしろざまあみろとw
「ザ·キングオブストリート」はリアルファイト志向の格闘アクションでしたが、本作はワイヤーアクションを使用したアクロバットなカンフーアクションですね。

ユエ·ソン組という事なのか、キャストは「ザ·キングオブストリート」で見掛けた顔が揃う。原作は漫画らしく走って車に追い付くなど、ファンタジーな要素を含んでいる。主人公のキャラクターは昭和の少年格闘漫画キャラで居そうな感じ。

本作も格闘アクションは素晴らしく、多人数相手のファイトからのラストバトルまでの流れは非常に激しくて大迫力で見応えあります。
しかし、本作もその素晴らしい格闘アクションにストーリーが付いて行っていない印象です。前半のコメディタッチから急にシリアスになったり、突然明かされる主人公の秘密など説明不足もあってよく分からない部分があります。

ブルース·リーの再来かどうかは分かりませんけど、確かにこのカンフーアクションは圧巻でした。アクション好きの私は大いに楽しめましたが、見終わってもアクション部分しか印象に残っていないのでストーリーを楽しむ物ではないような気がします。
風来坊

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