ひでG

悪魔の手のひでGのレビュー・感想・評価

悪魔の手(1943年製作の映画)
3.5
まるで「笑うセールスマン」みたいなお話

いやあ、なかなか面白かったです。

図書館のDVDコーナーで何気なく借りて、観ましたが、全くの予備知識なし。
古い作品、不思議な世界、短い尺の3点から選びましたが、当たり!でした。

売れないけれど、自尊感情が高く、現実が見えていないような画家が、
恋人に振られた夜に、
冴えないレストランで
不思議な左手を押しつけられる。
しかも、殆どただのような安価で。

その夜から、人が変わったように、創作意欲が湧きに湧いて、絵もどんどん売れるのだが、、

時間の関係で、売れてから、それを手放したくなる葛藤が十分に描き切れていないのはまあ、仕方ないかな。

でも、悪魔の手を返したくても返せない
袋小路に堕ちていく男の苦悩は、
面白かった💦


認められたい!評価されたい!
っていう、人間の底なしの欲求に、悪魔が忍び寄る。

現代では、SNSで認められたい、バズりたいなんて欲望にも続いていくのかな。

人の煩悩や欲望は、悪魔の誘いを誘ってしまうんだね。

うわ〜喪黒福造だ、「だ!」
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