メンフィス・ソウルにフューチャーした音楽ドキュメンタリー。
メンフィスの生ける伝説/レジェンドアーティストをスタジオに呼び集め、若いミュージシャンとの共演を実現することで、メンフィスの音楽と精神を次の世代に継承しようという企画。
9つのセッション、いずれも素晴らしい。
レジェンドと若い世代が生み出す音、歌、リズム・・・
当たり前ですが、デスクトップミュージックからは生まれないバイブス、グルーヴ。
おじいちゃんとなったいぶし銀のレジェンドが、孫のような当時10歳前後のラッパー、リル・ピーナッツ君とセッションで盛り上がる姿など最高。
個人的には、昔ギターやってたので、ワウ・ギターの名手チャールズ“スキップ”ピッツ※が10代のギタリストに指南している場面も良かった。
※映画『黒いジャガー(SHAFT)』のテーマソング、アイザック・ヘイズ “SHAFT”のギターリフが有名ですが、私もcry babyというワウ・ペダル使ってたなぁ。
登場されたレジェンドの何人かは本作出演後、亡くなってしまったのが悲しい。
作中にローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンがメンフィス・ソウルに多大な影響を受け、レコーディングに訪れたことが出てきますが、昨日のチャーリー・ワッツの訃報も悲しすぎます。