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約束の地、メンフィス テイク・ミー・トゥー・ザ・リバーのsonozyのレビュー・感想・評価

4.5
メンフィス・ソウルにフューチャーした音楽ドキュメンタリー。

メンフィスの生ける伝説/レジェンドアーティストをスタジオに呼び集め、若いミュージシャンとの共演を実現することで、メンフィスの音楽と精神を次の世代に継承しようという企画。

9つのセッション、いずれも素晴らしい。
レジェンドと若い世代が生み出す音、歌、リズム・・・
当たり前ですが、デスクトップミュージックからは生まれないバイブス、グルーヴ。
おじいちゃんとなったいぶし銀のレジェンドが、孫のような当時10歳前後のラッパー、リル・ピーナッツ君とセッションで盛り上がる姿など最高。

個人的には、昔ギターやってたので、ワウ・ギターの名手チャールズ“スキップ”ピッツ※が10代のギタリストに指南している場面も良かった。
※映画『黒いジャガー(SHAFT)』のテーマソング、アイザック・ヘイズ “SHAFT”のギターリフが有名ですが、私もcry babyというワウ・ペダル使ってたなぁ。

登場されたレジェンドの何人かは本作出演後、亡くなってしまったのが悲しい。

作中にローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンがメンフィス・ソウルに多大な影響を受け、レコーディングに訪れたことが出てきますが、昨日のチャーリー・ワッツの訃報も悲しすぎます。
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