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あゝ、荒野 後篇のtheocatsのレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)
2.3
前後総合レビュー。

ボクシング場面は結構迫真性を感じ思わず力がグッと入ったりした。そこは救いとなった部分。
ただ如何せんドラマパートが希薄散漫。
男女愛、親子愛、もしかして同性愛?(2代目が怪しい)、爆破テロなどそれぞれの帰着点がほったらかしのまんま。

世相としての振込詐欺や、老人介護問題などはいいとしても、奨学金未返還者の徴兵制度(これは近未来における施策)は上手く絡んでいたとは思えない。自殺研究会の件も。

そして一番の問題は監督さんがテレビ畑の人のようで、演出・映像がテレビドラマの枠を飛び出ることができず、酷くみみっちい印象しか残らなかったこと。
合計5時間あったことで軽量級の展開ながらある程度の見た甲斐はあったことはあったが、映画としての出来具合という意味では中の下というのが妥当と思われる。
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