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あゝ、荒野 後篇のkazu1961のレビュー・感想・評価

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)
4.2
「あゝ、荒野 後編」
2017/10/21公開 日本作品 2017-211

壮絶な映画でしたね。裕二とのボクシングシーン、そしてラストのボクシングシーン鳥肌が立ちました。そして、えも言えない悲しさに襲われました。。結局、人は孤独で愛に飢えているということでしょうか?。。。このラストシーンによってそれぞれの評価が分かれるかもしれません。私は前編同様の評価ですし、これしかラストは迎えられないかと。。
しかしながら、心の中では早くドクターストップを!早くセコンド、タオルを!と叫んでました。
後編は特にヤン・イクチュンの存在感が抜群でした。
観終わった後はやるせなさが心に残ります。

〜以下、前編鑑賞後のレビュー
これはこれは、青春?人間ドラマ?映画の大傑作ですね!
もう前後編で5時間を超え、全編でも3時間弱の大作だけど、前編に関して言えばあっという間に時間が過ぎ去りました。。とにかく「凄い映画」「熱くなる映画」、生きることの大切さと愛を考えさせられる作品です。特にボクシング好きの私にはその設定が響きました。
新宿という光と影のある街を舞台に、何らかの心の傷を負い、愛を渇望するもの同士が懸命に這い上がろうとする凄く熱量の高い作品です。
「息もできない」とは全く正反対の違った素晴らしさを魅せるヤン・イクチュン、最高の勢いの菅田将暉このダブル主演の存在感は特筆ものです!!(ユースケ・サンタマリア、木村多江など脇役陣もいい味をだしてます!)

寺山修司が遺した唯一の長編小説「あゝ、荒野」を、「帝一の國」の菅田将暉&「息もできない」のヤン・イクチュンのダブル主演で実写映画化する2部作の後編。「二重生活」の岸善幸監督がメガホンをとる。
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