このレビューはネタバレを含みます
先月PFFで前編後編通しで観て以来の2回目の後編
前回よりは落ち着いて観られたのかな…
個々の登場人物の心の動きが細部まで読み取れて、さらに悲しい。
最後の死亡診断書は小説ではミスなのかなとも、何…
「あゝ、荒野 後編」
2017/10/21公開 日本作品 2017-211
壮絶な映画でしたね。裕二とのボクシングシーン、そしてラストのボクシングシーン鳥肌が立ちました。そして、えも言えない悲しさ…
まるで
〝あしたのジョー〟かと思った。
または、
〝はじめの一歩〟でも好い!
ボクシングってのは、普段気にして見ているわけじゃないけれど、こうして映画になると強く惹きつけられるのですね。
その成…
後篇も147分と長めだけど、比較的わかりやすかった前篇と違って最後は解釈が観客に委ねられるようになってた気がする。国語の長文読解みたいな感じで「この描写から彼らの気持ちや感情を述べよ」みたいな問いか…
>>続きを読む試合のシーンがよい。リングに上がっている2人の感情が、下手なセリフよりよっぽど生々しく現れていて、裕二戦では自然と笑いが込み上げてバリカン戦では熱い気持ちが溢れてきた。
ただもっとシンプルに仕上げて…
途中までは最高だった。裕二との対戦もバリカンとの対戦も殴り合う事で気持ちをぶつけ合って会話してるんだ、この人たち…って思えたし、その爆発する感情の熱量にも圧倒された。
でもラストファイトのモノロー…
映像を通して人間の機微を露骨に感じました。運命に抗う人間と流される人間、勝つか負けるかの世界、そんな不条理な世の中で出会ってしまった全く性格の違う2人の男の人生における転機、昇華から再燃にかけてを描…
>>続きを読む前編に続き新次と健次の心情が描かれているものの、2021年という舞台設定、悲観的な未来予想図、自殺サークルの登場に意義が見いだせないままとなってしまいました。
あと最後のオチもリアリティがなくて、も…
(C)2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ