けーすけ

アナと雪の女王2のけーすけのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
4.7
2019/11/22(金) T・ジョイ PRINCE 品川 シアター11 23:15回 IMAX字幕にて鑑賞 J-10


「アァ~アアァ~♪」と聞えてくる謎の歌声に誘われて、深夜回で鑑賞してきました。
正直なところあまり期待はしてなかったのですが、そのせいか期待値を上回ってめちゃめちゃ良かったです。
大ヒットした映画の続編って、なかなか上回る事が難しいと思いますが、観終わってみると個人的には前作より好きでした!
まあ、楽曲のキャッチーさは前作の方がいいですし、ストーリーもちょっとだけわかりにくい所があり、子供向けとするには少々難解かな、とは感じましたが。


─────あらすじ─────
エルサ24歳、アナ21歳。前回の騒動から3年。アレンデール王国の人々と平和な日々を過ごしていたエルサたち。ある日突如「不思議な歌声」が聞こえてきた。それもエルサのみが聞こえる。エルサは平穏な日々を望んではいたが、その歌声の正体が気になる。
ある日、“精霊”が突如暴れだし、アレンデール王国が混乱に陥る。一体何が起こっているのか。聞こえてくる歌声と関係があるのか…。エルサは妹のアナとその恋人クリストフ、そしてトナカイのスヴェンと雪だるまのオラフと共に原因を突き止める事に。エルサだけが魔法を使える理由とは一体。両親の死の真相は?そしてアナとクリストフの恋の行方は、、、、。
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以下、徒然なるままに感想(思いのほか長くなってしまった…)。
ネタバレはなしで、極力「書いていたのはこのシーンの事か」と補完できるよう意識しておりますが、未見で気にされる方は鑑賞後に読んでいただければと。
















クリストフのプロポーズ大作戦!
実は本作、クリストフがアナへいつプロポーズをするかがメインです(半分嘘)。
話の根幹は突如暴れ出した「風」「水」「大地」「火」の精霊と、過去にアレンデール王国と「魔法の森・ノースルドラ」であった出来事を中心に進みます。
これがそこそこに重めな内容で、対比するようにクリストフの求婚のくだりとか、オラフのコメディが入って中和してる印象でした。
オラフのウンチク語りとか、ちょっとした一言がたまに深いのがたまらんです。
あと、オラフが道中出会った人たちに前作の内容を一人芝居するシーンはめちゃめちゃ笑えましたよ。
もちろん笑いだけでなく、しっかり泣かせの話を入れてくるのも流石ディズニー。オラフぅ~・・・!!!
そしてしっかりと伏線を張っておき、きれいに回収するというベタofベタ!「どうせああなるんでしょ」ってわかってても泣けた。

そうそう、火の精霊が可愛すぎる。もうあざといほどに超可愛い!!!
あれでキャラクターグッズが目の前にあったら買うわ…ていうか明らかにそれが目当てじゃゲフンゲフン!!流石ディズニー。




前作でのメイン曲は言わずもがなの『LET IT GO』で、そのキャッチーさと力強さで映画を牽引する大ヒットとなりました。
今回は『Into The Unknown』がそれにあたります。最初聴いた時は「ちょっと楽曲としては弱いかな…」と感じたのですが、観終わってみると、もう大好きな曲になってました。かっこええ…。
エルサに聞こえてきた「アァ~アアァ~♪」という歌声のメロディが『Into The Unknown』に限らず、様々な曲でモチーフとして使用されており、それがフックとなって話が進む感じにゾクゾク。

道中クリストフがとある事で落ち込むのですが、その時の曲『Lost in the Woods』のそこはかとないQueen感。笑
ガッツリとしたオマージュではないもののBohemian RhapsodyのMVを彷彿とさせる演出に注目。

『Into The Unknown』に次いで心打たれたのが、エルサが自身のルーツと本作での原因となった事に出会う場面前の『Show Yourself』。
予告編での海に突入していくシーン後からの曲なのですが、これの力強さよ・・・。僕はここでめちゃめちゃ感動しました。
あと、圧倒的映像美。今年の映画でCGアニメーション物ってトイ・ストーリー4、ライオンキングでもう頂点キメたんじゃね?って思ってましたけど、氷や水の表現がさらに一歩上を越えていった感。
人物描写もデフォルメされたものだけど、エルサもアナも超可愛いんですよ。いや、可愛いのは当たり前か。CGでアニメ人物表現なんだけど、途中から生きてる人間にしか見えなくなってきて、惚れました。でも僕にはエルサかアナかどっちかなんて決められません。両方がいいです←
上述の海に突入していくシーンのエルサと、その後ちょっと衣装が変わるエルサ、マジで綺麗なので注目してみてください。

他、姉妹愛があふれまくっててたまらんですし、橋を架けるには袂がそれぞれ必要よね的な表現が本作の帰着部分かな、と。


エンディング最初の楽曲ではPanic! at the Discoというバンドが『Into The Unknown』を担当。これがまためちゃめちゃかっこいい。
尚、エンドロールはちょいと長め。でも!エンドロール後にオマケ映像あるから最後まで席を立っちゃダメですよー。
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