あられ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦のあられのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1stガンダム前日譚 第五弾

UC0079年1月3日、一年戦争の開始。ジオン公国は、グラナダを制圧し、続いてファン・ブラウンを奪取した。同日、反ジオン公国の姿勢を崩さない“サイド2”ハッテに対しても戦線布告&攻撃する。

無傷で残されたスペースコロニー1基(首都バンチ・アイランド・イフィッシュ)を活用した作戦が、ギレン・ザビ総帥によって立案されていた。住民を殺してコロニーを落とす”ブリティッシュ作戦”、後の世にいう、”コロニー落とし”である。

”コロニー落とし”の描写が、めちゃくちゃ生々しく残忍です。ジオンがコロニーの外壁を耐熱コーティングし、外部に移動用のブースターを取付け、コロニー内にGGガスを注入。市民が全滅するとブースターを作動し、地球へ向けて自由落下させる。コロニーが3つに分裂し、大気圏に突入したアイランド・イフィッシュは、地球の各地に降り注ぎ、特にオーストラリアは壊滅的。地球の人口の半数が死滅する😰

しかし戦争は始まったばかりだった。次のジオンの標的は”サイド5”ルウム。ルウムの市民はジオン派と連邦派で衝突するが、ルウム政府は連邦と組むことを決定する。

ルウムには看護婦として働くセイラの姿があった。そこにジオンの情報部のタチ中尉が現れ、赤いモビルスーツのシャア=キャスバルを示唆する。

シャアは中尉に異例の出世。「これは戦争ではない、殺戮だ。狂ってるよ、この戦争は」信念を曲げないランバ・ラルは、コロニー落としの作戦の命令不服従により降格する。1stガンダムで立場が微妙だったのは、これのせいですね。

養父テアボロが心臓発作を起こし、セイラはテキサスコロニーへ戻る。ジオン派市民がルウムから脱出を始める。息子に会いにジオンに移住を決意する本物のシャアの両親。

連邦派の暴徒がジオン派の村を襲い、テアボロの家にも向かってくる。セイラの指示で暴徒と戦闘する村人たち。セイラがめちゃくちゃ勇ましく成長している。やっぱりシャアの妹ですねw 戦闘のどさくさの中、テアボロ死亡。悲しい最期でした😭

シャアは、ルウム首都ミランダの港を攻撃し、アズナブル夫妻が乗る船を爆発させる。恐ろしや😰

ついに連邦軍とジオン軍が正面衝突する。まずは戦艦同士の撃ち合いから。モビルスーツが参戦しないとつまらない😆

シャア専用ザクは推進ユニットのリミッターを解除し、そのため機動性が増す。そんなシャアが連邦艦隊に突撃しようとするシーンでおしまい。「これで歴史が変わる。私に跪け、神よ」狂っとる😆


戦争によって人の本性が出てくるところは恐ろしいです😰

ザビ家の中で常識人であるドズルは、自身がしたコロニー落としに対する後悔の涙を流すものの、ミネバを守るとか、家族のためとかいきなり鼓舞奮起して正当化&雄叫びw 結局弱い方がいけないってなる。おいw その方が気持ちが楽になれるんでしょうね。

カイやハヤトたちが無理矢理アムロを連れ出し、ショベルカーでサイド7の軍開発部に侵入しようとするシーン。カイ、ハヤト、アムロの微妙な関係。みんながボコボコに殴られるのに、アムロは軍に勤務する父親のおかげで見逃してもらえる。やっぱり軍人は特別扱いw
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